【三々九度】の素敵な意味
- 2018年5月21日
- ウェディング
皆様こんにちは。
結婚式場 THE MARCUS SQUARE KOBEの加納でございます。
神前式の儀式の一つ「三々九度(さんさんくど)」。
三々九度の盃は別名
「三献の儀(さんこんのぎ)」
「三々九度の盃(さんさんくどのはい)」
「夫婦固めの杯」とも呼ばれています。
▲三々九度のイメージ
三々九度とは、新郎新婦がお酒を酌み交わす儀式のこと。
和婚を予定している花嫁さんなら一度は聞いたことがあるとは思いますが…
三々九度の「意味」は詳しく知っていますか?
どんな事をするかはなんとなく知っていても、意味まで知らない!という方も多いと思います。
そこで今回は三々九度の意味や流れ、やり方、そして作法や綺麗に飲むコツなどを徹底解説します*
【神前式】三々九度の「杯・盃」の意味は?
まずご紹介するのは、三々九度の道具「杯・盃(さかずき)」の意味*
三々九度は大きさの違う三つの杯を使ってお酒を飲みますが、
それぞれのサイズの杯は、現在過去未来….の時間軸を表す意味をそれぞれ持っています。
小さい杯:過去を意味するもの。先祖に向けた新郎新婦の巡り合わせの感謝の意味が込められている。
中くらいの杯:現在を意味するもの。二人で末永く、力を合わせて生きていく意味が込められている。
大きい杯:未来を意味するもの。両家の安泰(あんたい)と子孫繁栄の意味が込められている。
また、これらの三つの杯にはそれぞれ「人」「地」「天」を表しているという意味もあるんだとか。
次に、三々九度のやり方をご紹介します。
1、巫女さんがお銚子から神酒(みき)を三回に分けて一つの杯に注ぐ
2、三回に分けて神酒を口にする
3、1と2を順番通りに繰り返す
《順番》
一の杯(小):新郎新婦新郎
二の杯(中):新婦新郎新婦
三の杯(大):新郎新婦新郎
三回に分けて飲むことにも意味があり、一口目は神へ、二口目は家族へ、
三口目はゲストへの感謝と誓いが込められているんだとか*
飲むときは三回に分けて少しずつ飲む方法と、一口目と二口目は口をつけるだけで三口目に飲む方法があり、どちらの飲み方でもOKです。
「三つの杯を使って、三回で注ぎ、三回で飲み、新郎新婦合わせて合計九回神酒を飲む」なので、三々九度と言われているんですね*
三々九度は全て割り切れない数字「奇数」を使っていることも、伝統的な儀式の特徴です。
また、合計九回飲むのが正式とされていますが、
最近ではそれぞれの杯で最後の一回は省略され合計六回になることも多いそう。
神酒を一つの器で交互飲むことにより、固い絆を結び一生苦楽を共にするという誓いを意味しているそうです*
新郎新婦の絆を強くし、神や家族、ゲストへ感謝する儀式「三々九度」。
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